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S13482084-66-2-P277-KAM pdf 1.98 MB 1,904

基本情報

データ種別：学術成果リポジトリ

タイトル
古英語と中英語における非人称構文の統語構造
タイトルの別表記
On the Structure of the Impersonal Construction in Old English and Middle English
作成者
神谷, 昇
作成者の別表記
KAMIYA, Noboru
内容
[要約] 本稿では，古英語 （Old English; OE）と中英語 （Middle English; ME）に見られる非人称構文の統語構造について検討する。非人称構文は論理的な主語を持たず，心理状態を描写する動詞が用いられている非人称構文では多くの場合，与格または対格を持つ名詞句が動詞の前に置かれ，動詞が3人称単数形で表出するという特徴を持つ。この事実について，英語の方言であるBelfast EnglishやAppalachian Englishで観察される「単数呼応 （singular concord）」に課せられる制約とIP領域には主語が出現できる位置が複数存在するという提案を考慮に入れ，OEやMEで心理状態を表す動詞の直前に置かれる名詞句はIP領域の主語位置の1つであるSubjPの指定部位置にあり，それが単数呼応を誘発し，その結果として動詞が3人称単数形で表出することを提案する。
ハンドルURL
https://opac.ll.chiba-u.jp/da/curator/105158/
フルテキストへのリンク
https://opac.ll.chiba-u.jp/da/curator/105158/S13482084-66-2-P277-KAM.pdf
公開者
千葉大学教育学部
公開者の別表記
Chiba University. the Faculty of Education
NII資源タイプ
紀要論文
ISSN
1348-2084
NCID
AA11868267
掲載誌名
千葉大学教育学部研究紀要 = Bulletin of the Faculty of Education, Chiba University
巻
66
号
2
開始ページ
277
終了ページ
283
刊行年月
2018-03-01
selfDOI
10.20776/S13482084-66-2-P277
著者版フラグ
publisher
カテゴリ
教育学部研究紀要