音楽教員の教養と実践「やさしいカノンのつくり方と指揮の基礎技法」

Liberal arts and Practice for School musical teacher : How to compose easy canon and basic Baton technique

[要約] 本論はやさしいカノンのつくり方を説明し，自ら作曲したカノンを器楽や合唱で演奏するために基礎的な指揮の技法を紹介している。実際にレッスンを受けるのが最も速く確実な修得方法だが，独学の方や，現場の教員の方々にも利用して頂くために図録で，腕の動き，図形の留意点，手の扱いなどを記載した。カノンは対位法の技法の一つで，過去の作曲家も楽しみのように書いている。題名も「謎のカノン」とか「螺旋のカノン」など様々だ。技術的にはさほど難解ではないが，良い曲を作曲するのはそれなりに手間と時間は必用である。興味のある方は既存の理論書を併用すると良い。長く，作曲専門養成，教員養成，愛好家，様々な人に作曲や指揮を伝授してきた。音楽の妙味は自らがしたためた音符の響きを自らの耳で確かめる自問自答作業である。そのために指揮は重要な要素で，実践を積極的に重ねて欲しい。音楽は「創り」「歌い」「聴く」という何気ない作業の繰り返しから始まっているから。

https://opac.ll.chiba-u.jp/da/curator/105173/

https://opac.ll.chiba-u.jp/da/curator/105173/S13482084-66-2-P381-YAM.pdf

千葉大学教育学部

Chiba University. the Faculty of Education

紀要論文

1348-2084

AA11868267

千葉大学教育学部研究紀要 = Bulletin of the Faculty of Education, Chiba University

66

2

381

394

2018-03-01

10.20776/S13482084-66-2-P381

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教育学部研究紀要