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千葉大学学術成果リポジトリ
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2025-05-28
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S09138137-28-P001
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189
基本情報
データ種別:学術成果リポジトリ
タイトル
小学校教員養成課程における陸上運動の指導 : ハードル走における課題解決型学習法
タイトルの別表記
Instruction of track and field on course of elementary school : Problem-solving learning on hurdles
作成者
佐藤, 道雄
下永田, 修二
作成者の別表記
SATO, Michio
SHIMONAGATA, Shuji
内容
[緒言] 平成10年に告示がなされた小学校学習指導要領の体育科の目標では「運動に親しむ資質や能力を育てる」とうたわれており、「自ら考えたり工夫したりしながら運動の課題を解決する学習」が重視されている(文部省,1998;1999)。しかし、現在、小学校教員養成課程に所属する多くの大学生は、昭和52年もしくは、平成元年に公示された学習指導要領に則した小学校体育の授業を受けてきている。この昭和52年に公示された学習指導要領の体育科の目標では「運動に親しむ」、「体力の向上」に重点が置かれ、「運動の楽しさを経験することの重要さ」が強調されている(文部省,1977)。また、平成元年公示の学習指導要領における体育科の目標の中では「運動に親しませる」とうたわれ、「生涯を通じて運動が実践できるようにする」と示されて、「運動は楽しいものである」ということを実感させることに主眼が置かれている(文部省,1989)。これらの学習指導要領の変遷から考えると、現在、教師を目指している小学校教員養成課程に所属する大学生は、小学校の体育の授業で、「運動に親しみ」、「体力の向上」に主眼を置いた授業を受けていていると考えられる。したがって、現職の小学校教員もそうであるが、これから小学校の教師を目指す大学生は、平成14年度から実施される小学校学習指導要領の示す「自ら学び、自ら考える力を育成すること」の意味を十分に理解し、これに則した授業実践の方法を考えていく必要がある。つまり、大学の小学校教員養成課程で教師教育としての体育の授業を行う上で、学生自身の運動技能の習得だけでなく、学習方法を理解させることが必要になってくると考えられる。そこで新しい学習指導要領をみてみると、従来の「技能」「態度」に加えて「学び方」が学習内容としてつけ加えられた(文部省,1999)。この体育における「学び方」はこれまでの「教えられ、覚える学習」から「課題解決学習」へと変換してきている。児島(1999)によると、「課題解決学習」とは「教材の内容や教材から学習主題・テーマとして選んだ内容を、子ども自ら自分の問題としてとらえ直し、自ら解決・解明していく学習である。」(児島,1999)と示されている。したがって、体育における教師の役割としては、教材、もしくは課題の与え方が重要になってくると考えられる。これまで述べてきたように、小学校における体育のあり方が変わってきており、それに則した教員養成を行っていく必要があるが、また、近年、教員免許の取得に関する条件も改訂されてきている。平成10年6月の教職免許法の改定によると、小学校教諭一種免許を取得する際、「教科に関する科目のうちー以上の科目について修得するものとする。」となり、体育教科に関する科目を必ずしも学ばなくとも小学校教諭一種免許が取得できるようになっている。そこで、この教職免許法の改訂に伴い小学校教員養成課程を有する大学がどのようなカリキュラムを再編しているのか調査するために、平成11年6月に小学校教員養成課程を有する大学に対して、「体育教科に関する科目」に関するアンケート調査を行った(佐藤ほか,2001)。その結果、今回の教職免許法の改定後も83.4%の大学で「体育教科に関する科目」を必修として課しており、その内容については、実技技能の習得が中心であることが明らかになった。これまで本学でも、小学校教員養成課程の体育に関する科目においては、実技技能の習得を中心とした授業を行ってきた。しかし、学習指導要領の変遷をふまえ、教師教育を考えた場合、体育実技における技能習得だけではなく、体育における学び方(課題解決型学習法)を重視した授業を行う必要がある。そのために、学生自身が経験していない、体育における課題解決学習を体験させることにより、技能習得と学び方に関する理解を目指した授業展開を実施した。そこで、本研究では、本学小学校教員養成課程の体育実技の授業を課題解決型学習法で行い、課題解決型学習法による技能習得度と学習方法の理解度について検討し、その有効性を明らかにすることを目的とする。
[ABSTRACT] Instruction of field and track on our course of elementary school has two focus points. The one is to develop student's skill. The other is to be recognized a method of Problem-Solving Learning for students. The purpose of this study is to measure a development of skill and to investigate recognition of Problem-Solving Learning in a class of physical education. The time of hurdles before class was 13.41±1.79(sec), and that after class was 12.29±1.20(sec). There was a significant difference. This result indicated the development of hurdling skill during this class. In the questionnaire about Problem-Solving Learning, the benefit point was to be able to set a personal objective with each student, and to recognize each student's ability. Otherwise, the fault was to over-recognize their and was a difficulty of motivating students.
ハンドルURL
https://opac.ll.chiba-u.jp/da/curator/107218/
フルテキストへのリンク
https://opac.ll.chiba-u.jp/da/curator/107218/S09138137-28-P001.pdf
公開者
千葉県体育学会
公開者の別表記
Chiba Society of Physical Education
NII資源タイプ
学術雑誌論文
ISSN
09138137
NCID
AN00241194
掲載誌名
千葉体育学研究 = Chiba Journal of Physical Education
巻
28
開始ページ
1
終了ページ
7
刊行年月
2003-11-29
著者版フラグ
publisher
カテゴリ
千葉体育学研究
その他の情報を表示
DCMI資源タイプ
text
ファイル形式 [IMT]
application/pdf
言語 [ISO639-2]
jpn
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