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千葉大学学術成果リポジトリ
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このアイテムのアクセス数:
102
件
(
2025-08-08
08:45 集計
)
閲覧可能ファイル
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フォーマット
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説明
KJ00004179373
pdf
2.0 MB
354
基本情報
データ種別:学術成果リポジトリ
タイトル
フナムシ体表の微細構造
タイトルの別表記
Ultrastructure of the body surface in Ligia exotica
作成者
畑中, 恒夫
新井, 弘章
内山, 精二
松本, 幸夫
作成者の別表記
Hatanaka, Tsuneo
Arai, Hiroaki
Uchiyama, Seiji
Matsumoto, Yukio
内容
フナムシの体表の微細構造を走査型電子顕微鏡で調べ, 次のようなことが分かった。腹甲を除き, 付属肢を含めた広い部分にtricorn型の感覚毛が分布して, 基本的な, マルチモダルな感覚受容を行っている。それぞれの付属肢には, 孔あき感覚毛の束, 孔あき感覚毛を付属させた二重あるいは三重構造剛毛, 円錐剛毛, 棒状感覚毛, 細長い触毛など場所により異なる感覚毛が生えている。上唇や交接器には, 保持機能のための, 鱗の変形したと思われる棘毛が生えている。第6歩脚の後側には, 水を吸い上げる通路を形成する鱗片あるいは鱗でできた, 筋状構造が走っている。雄の第1-第3歩脚には, 交尾の時役立つ, 毛あるいは鱗の生えた毛板があり, 性的二型性を示す。節足動物の体表の厚い丈夫なクチクラは, 外界の情報を得るには適していない。そこで外界の様子を探るために, 様々なタイプの感覚毛を持っている。この硬いクチクラは, 脱灰に手間がかかり, そのため内部組織に損傷を与えるなど, 内肺組織を観察するためには余り適していないが, 逆にその硬さゆえ, 臨界点乾燥などの操作が不要で, 走査電子顕微鏡による表面構造の観察には適している。従って, 多くの昆虫などで, その表面構造が観察されている。そして, 各部に生えている感覚毛が, その形態や大きさ, 機能から分類されている。同じようにクチクラでおおわれた, 甲殻類はエビやカニの様に大型のものも多く, それらの体表の感覚毛の機能についても古くから神経生理学的に研究されてきた(Bush and Laverack, 1982 : Ache, 1982)。それに比べて, 小型の下等甲殻類での神経生理学的研究は少ない。一方, 陸生の等脚類は, 水生の甲殻類が陸上への適応を企てた過程での,
ハンドルURL
https://opac.ll.chiba-u.jp/da/curator/900024387/
フルテキストへのリンク
https://opac.ll.chiba-u.jp/da/curator/900024387/KJ00004179373.pdf
公開者
千葉大学教育学部
NII資源タイプ
紀要論文
ISSN
1342-7423
NCID
AN10494753
掲載誌名
千葉大学教育学部研究紀要. III, 自然科学編
巻
44
開始ページ
39
終了ページ
46
刊行年月
1996-02-29
著者版フラグ
publisher
カテゴリ
教育学部研究紀要(ONLINE ISSN 2760-2893)
その他の情報を表示
作成者 (ヨミ)
ハタナカ, ツネオ
アライ, ヒロアキ
ウチヤマ, セイジ
マツモト, ユキオ
日本十進分類法 (NDC)
370
コンテンツの種類
紀要論文 Departmental Bulletin Paper
DCMI資源タイプ
text
ファイル形式 [IMT]
application/pdf
情報源
Bulletin of the Faculty of Education, Chiba University. III, Natural sciences
言語 [ISO639-2]
jpn
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