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千葉大学学術成果リポジトリ
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328
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2025-06-20
16:08 集計
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説明
KJ00004164717
pdf
1.07 MB
877
基本情報
データ種別:学術成果リポジトリ
タイトル
ヒューム思想における主体性の問題について
タイトルの別表記
The Issue of Subjectivity in Hume's Philosophy
作成者 [NC]
中村, 隆文
DA12656247
作成者の別表記
NAKAMURA, Takafumi
内容
ヒュームは因果関係を批判し、さらに人格の同一性も虚構的なものとして批判したことから、その思想は、デカルト以来疑われることのなかった「明晰な私」さえも否定する懐疑主義としてみなされてきた。事実、彼はその著作『人間本性論』において、実体を主張する二元論が根拠のない通俗的な説であると明言し、その論駁を主な目的としている。だが、私は、そうした動機、およびその議論の方法が懐疑主義的なものであるとも、あるいは、結論としてヒュームが懐疑主義者であるとも解釈されないものであると考えている。しかし、だからといって、ヒューム思想の本質が実際には彼自身が否定した二元論に拠っているということでもない。経験論は通常、知覚の中断にも関わらず、時間的経過における主体の在り方は不変的で同一的であるような主体実在論的立場にある。ヒュームは人格の同一性を批判しているものの、ヒューム思想全般の理論的背景として、そのような主体実在論的な経験主義、あるいは彼が否定するところの、主体の実在性を認めるような二元論を採っているとする解釈も少なくない。この論文における目論見としては、人格の同一性分析におけるヒュームの反主体実在論的立場が、因果分析を可能にしているヒュームの経験論と理論的に矛盾しないことを示し、ヒューム思想というものが、二元論あるいは主体実在論とは異なる形で主体の拡がりを示していることを明らかにしてゆくことにある。ヒュームの『人間本性論』における因果分析、人格の同一性分析を通しつつこれらのことを検証し、二元論的主体をどのような意味において否定しているのか、そして、主体というもの
ハンドルURL
https://opac.ll.chiba-u.jp/da/curator/900034343/
フルテキストへのリンク
https://opac.ll.chiba-u.jp/da/curator/900034343/KJ00004164717.pdf
公開者
千葉大学大学院社会文化科学研究科
NII資源タイプ
紀要論文
ISSN
1342-8403
NCID
AA11143832
掲載誌名
千葉大学社会文化科学研究
巻
9
開始ページ
29
終了ページ
40
刊行年月
2004-10-01
著者版フラグ
publisher
カテゴリ
千葉大学人文公共学研究論集 (ONLINE ISSN 2436-4231)
その他の情報を表示
日本十進分類法 (NDC)
133
コンテンツの種類
紀要論文 Departmental Bulletin Paper
DCMI資源タイプ
text
ファイル形式 [IMT]
application/pdf
情報源
Chiba University social sciences and humanities
言語 [ISO639-2]
jpn
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