分裂酵母

出芽酵母

透明帯

放線菌

原子吸光法

抗生物質

研究種目:基盤研究(B) 研究種目コード:310

研究課題番号:10045024

審査分野:一般 区分コード:03

中野・米沢グループはウシ卵子表層の透明帯を構築している糖タンパク質3成分の内、アミノ酸配列が未決定のZPAとZPBの配列をcDNAの塩基配列から決定した。またZPCも含めた3成分についてN結合型糖鎖の結合部位の大部分を決定し、精子結合活性を持つのは主にZPBであることも明らかにした。Sipiczkiと竹尾の両グループは共同して、分裂酵母を中心に数種の出芽酵母の、細胞周期と細胞生長に関して蛍光顕微鏡と急速凍結電子顕微鏡法とフリーズ・レプリカ電子顕微鏡法を用いて研究した。その結果S.pombeでは細胞表層である壁の生長極性は母細胞から受け継いだ壁の性質とサイトスケレトンによることが分かった。C.neoformansでは壁は再編成された。相見グループは前年度に引き続きBarabas、Penyigeグループとの共同研究として、クエートの油田に生育するStreptomycetes属菌株の細胞代謝産物の研究を行った。Barabas等により抗菌性を指標に精製された試料検体について、質量スペクトル、1H-,13C-NMRスペクトルの測定を行い解析を進めた結果、本物質がC18H30O16N2の分子式を持つポリエーテル系化合物であると推定するに至った。小熊グループは、黒鉛炉原子吸光法を用いたヒト頭髪中のスズの直接定量法を開発した。本法は、試料を酸分解あるいは乾式灰化することなく、直接頭髪を黒鉛炉中にはかり採り、灰化、原子化して測定するもので、試薬からの汚染が少なく、分析時間が格段に短い。有害なスズ摂取量のモニタリングに有効な実用分析法となることが期待される。相見と米澤はデブレツェン大で、Penyigeは千葉大でそ

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