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千葉大学学術成果リポジトリ
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(
2024-09-27
09:48 集計
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説明
14370739
pdf
826 KB
117
基本情報
データ種別:学術成果リポジトリ
タイトル
ポリアミンとRNA、蛋白質との相互作用に基づく細胞機能のモジュレーション
作成者 [NC]
五十嵐, 一衛
DA00681316
作成者の別表記
Igarashi, Kazuei
キーワード等
ポリアミン
スペルミジン
スペルミン
モジュロン
RF2
フレームシフト
NMDA受容体
内容
平成14年度~平成15年度科学研究費補助金[基盤研究(B)(2)]研究成果報告書
研究種目:基盤研究(B) 研究種目コード:310
研究課題番号:14370739
審査分野:一般 区分コード:03
1.ポリアミンにより翻訳レベルで合成促准を受ける更なる蛋白質を探索したところ、rRNA合成、ある種のtRNA合成及びエネルギー産生に関与する3種のmRNAの合成を促進する転写因子FisとFe輸送蛋白質mRNAの合成を促進する転写因子FecI(σ^<18>)がポリアミンにより合成促進を受けることが明らかとなった。Fis及びFecI mRNAは蛋白質合成開始に重要なShine-Dalgarno(SD)配列が明瞭でなく、SD配列をmRNA中に人為的に作ると、ポリアミン非存在下での蛋白質合成能が上昇し、ポリアミンによる促進が認められなくなった。2.大腸菌の終結因子RF2のmRNAは26番目に終止コドンが存在し、+1 frameshiftによりRF2が合成される。このframeshiftに対するポリアミンの効果を検討したところ、RF2 mRNAに対するRF2の量が少ない時、すなわち対数増殖期初期にポリアミンがこの+1 frameshiftを促進することが明らかとなった。3.神経可塑性に重要な役割を果たすグルタミン酸受容体のサブタイプの一つであるNMDA受容体活性を、ポリアミンが脱分極時に促進することが明らかとなったので、ポリアミンが脳中をどのように循環しているかを検討した。ポリアミンの取り込みは、シナプス小胞、シナプトソーム、グリア細胞で認められ、スペルミンがシナプス小胞に蓄積することが明らかとなった。また、脱分極時に海馬のスライスよりポリアミンが遊離することを明らかにした。以上の結果より、ポリアミンが脳でニューロモジュレーターとして機能していることが強く示唆された。
別刷論文(p.7-以降)削除
ハンドルURL
https://opac.ll.chiba-u.jp/da/curator/900040150/
フルテキストへのリンク
https://opac.ll.chiba-u.jp/da/curator/900040150/14370739.pdf
NII資源タイプ
研究報告書
刊行年月
2004-03
その他の情報を表示
日本十進分類法 (NDC)
491.4
コンテンツの種類
研究報告書 Research Paper
ファイル形式 [IMT]
application/pdf
言語 [ISO639-2]
jpn
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