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基本情報
データ種別:学術成果リポジトリ
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内容 |
胚細胞由来悪性卵巣腫瘍は,比較的稀で,多様な組織像を示し,その診断基準の確立が要求されている。本腫瘍自験8例の臨床病理学的解析,腫瘍産生物質の変動,及びその局在を検討した。平均年齢は,28歳(15〜43歳)で,4例が未婚者であった。手術時FIGOの分類,stage Iは2例のみで他6例はstage II以上であった。WHOの分類による組織型は,単一型としてembryonal carcinoma,dysgerminomaそれぞれ1例,endodermal sinus tumor(EST)2例であり,混合型としては,teratoma and choriocarcinoma,teratoma and ESTそれぞれ1例,dysgerminoma and EST 2例であった。腫瘍細胞の産生物質のうち,血清α-フェトプロティン(AFP)についてはEST単一型及び,混合型5症例(症例2,4,5,7,8)すべて高値を示し,AFPとESTとの関係が示唆された。血清human chorionic gonadotropin (HCG)に関しては,症例6(choriocarcinoma and teratoma)のみが高値を示し,酵素抗体法間接法でchoriocarcinomaの部分の腫瘍細胞にHCGの局在が認められた。血清LDHについては,高値を示した症例は,すべて死亡しており(8例中6例),本腫瘍の予後と比較的よく一致する傾向が認められた。転移については全例に癌性腹膜炎がみられ,ダグラス窩,腸間膜,大網などに,播種性転移が認められた。リンパ節転移は1例に,遠隔臓器転移は2例に認められた。8例中6例は,平均9ヵ月で死亡しており,2例の生存例中,長期生存例(症例3)の組織型dysgerminomaであった。以上,本腫瘍は,増殖速度の速い悪性腫瘍であるが,その進展,再発の診断,あるいは予後の判定に,血清中の特定腫瘍産生物質の判定が役立つことを明らかにした。
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公開者 |
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NII資源タイプ |
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コンテンツの種類 |
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DCMI資源タイプ |
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ファイル形式 [IMT] |
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言語 [ISO639-2] |
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