外国人児童生徒教育をめぐる基礎情報の浸透度合い : 教員と教職課程受講生へのアンケート調査を事例に

Survey on the essential information regarding immigrant students recognized among teachers and students obtaining a teaching certificate

［要約］本稿では、千葉県内の現職教員および教職課程を履修する学部生への外国人児童生徒教育に関するアンケート調査の初期分析から、以下の二点を報告する。１） 教員（N=67）や学生（N=57）の間で、日本語指導が必要な児童生徒の教育に関する基本的な情報に関して、どのようなものが、どの程度浸透しているのか。２） そういった知識・情報を、教員や学生らはどのように獲得したのか。これらの目的に着目して分析を進めることで、教員養成課程や教員研修において重点を置くべき知識体系を検討した。アンケートでは、関連するトピック（言語習得理論、進学、在留資格等）についての認識を４段階評価で、そして、当該テーマに関する学習経験の有無等は自由記述で回答を求めた。その結果、教員と学生の間には、経験的に得られる表面的な知識の濃淡がトピックごとに確認された。そこから、教職課程や教員研修にて取り扱うべき経験則を裏付けるような知識・理論を抽出した。

https://opac.ll.chiba-u.jp/da/curator/900121578/

https://opac.ll.chiba-u.jp/da/curator/900121578/S27588025-26-P031.pdf

千葉大学教育学部附属教員養成開発センター

The Center for Research and Development in Teacher Education Faculty of Education, Chiba University

紀要論文

27588025

AN10445317

千葉大学教育実践研究 = Research in Teaching Strategies and Learning Activities : A Bulletin of the Center for Research and Development in Teacher Education Faculty of Education, Chiba University

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2023-03-31

10.20776/S27588025-26-P31

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教育実践研究 (ONLINE ISSN 2758-8025)