セロハンテープの組み合わせで変化する偏光色予測プログラムの性能向上

Improved performance of a polarization color prediction program that varies with cellophane combinations

[要旨] 偏光板は直線偏光を作り出すことができ、２枚の偏光板を透過軸が直交するように重ねると光は透過しない。ところが、間に複屈折を持つ物質（例えばセロハンテープ）を挟むと一部の光が透過し、挟む枚数などを変化させると透過する光の色（偏光色）が変化する。発色のメカニズムは、光の波長に依存した偏光の変化を基に説明が可能で、これまでに、一部の条件に限定してセロハンテープの枚数や角度に応じて変化する偏光色の数値計算シミュレーションや、３Dモデルを用いた複屈折による偏光の変化の仕組みについて学ぶ教材を制作してきた。本研究では、更に変数の自由度の拡張を目的として、複数の組で任意の枚数のセロハンテープを様々な角度で貼り合わせた場合に見られる偏光の変化を数値処理し、その結果の偏光色と透過光スペクトルを表示し、偏光板とセロハンテープの貼り合わせの角度も確認できる３Dシミュレーションを制作した。また、制作したシミュレーションによって算出した理論値と実測値の比較を行った。

https://opac.ll.chiba-u.jp/da/curator/900122299/

https://opac.ll.chiba-u.jp/da/curator/900122299/S24326291-8-P073.pdf

千葉大学国際教養学部

Chiba University. College of Liberal Arts and Science

紀要論文

24326291

AA12777600

千葉大学国際教養学研究 = Journal of Liberal Arts and Sciences, Chiba University

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73

84

2024-03-31

10.20776/S24326291-8-P73

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千葉大学国際教養学研究 (ONLINE ISSN 2432-6291)