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千葉大学学術成果リポジトリ
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35
件
(
2025-08-08
08:27 集計
)
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説明
S03035476-101-2-P51
pdf
1.02 MB
10
基本情報
データ種別:学術成果リポジトリ
タイトル
[千葉医学会奨励賞]大規模検診コホートを用いた,環境因子やエピゲノム異常と消化器病リスクとの関連の探索
タイトルの別表記
[Chiba Medical Society Young Investigator Award Minireview]Exploration of the association between environmental factors, epigenomic aberrations, and gastrointestinal disease risk using a large check-up cohort
作成者
臼井, 源紀
作成者ID
1000080866111
研究者リゾルバ
作成者の別表記
USUI, Genki
1000080866111
研究者リゾルバ
内容
[要旨]多様な環境因子の相互作用が,胃癌および胃食道接合部癌の発症に寄与していると考えられている。本受賞対象となった研究では,検診コホートから得られたマルチモーダルな情報が統合解析され,食道接合部癌の発生母地であるバレット食道および一次胃癌の発症リスクが検討された。その結果,皮下脂肪が少なく,一見すると肥満者に見えない集団において,内臓脂肪の蓄積がバレット食道の発症リスクを高めることが明らかになった。また,一次胃癌を発症する数年前から,胃粘膜組織では複数の遺伝子プロモーター領域に異常なDNAメチル化が蓄積しており,このDNAメチル化の蓄積が一次胃癌の発症リスクの高さや発症までの期間の短さと関連していることが示された。さらに,ピロリ菌感染によって特定の遺伝子プロモーター領域のメチル化修飾が誘導され,喫煙や飲酒といった生活習慣が加わることで,より多くの遺伝子プロモーター領域に異常なDNAメチル化が蓄積することも確認された。プロモーター領域のメチル化情報を既存のリスク因子と組み合わせることで,将来の一次胃癌の発症リスクをより正確に予測できる可能性が示唆された。大規模検診コホートを用いたマルチモーダル情報の統合解析は,多様な環境因子の相互作用が消化器病の発症リスクをどのように高めるかについての理解を深めるだけでなく,発症リスクの高い集団を特定し,最適な予防およびフォローアップ戦略を提供し得る。限られた医療資源を有効活用するためにも,検診コホート解析によるエビデンスの構築が期待される。
ハンドルURL
https://opac.ll.chiba-u.jp/da/curator/900123374/
フルテキストへのリンク
https://opac.ll.chiba-u.jp/da/curator/900123374/S03035476-101-2-P51.pdf
公開者
千葉医学会
公開者の別表記
The Chiba Medical Society
NII資源タイプ
学術雑誌論文
ISSN
03035476
24334243
NCID
AN00142148
掲載誌名
千葉医学 = CHIBA IGAKU
巻
101
号
2
開始ページ
51
終了ページ
57
刊行年月
2025-06-10
selfDOI
10.20776/S03035476-101-2-P51
著者版フラグ
publisher
カテゴリ
千葉医学 (ONLINE ISSN 2433-4243)
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DCMI資源タイプ
text
ファイル形式 [IMT]
application/pdf
言語 [ISO639-2]
jpn
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