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千葉大学学術成果リポジトリ
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2024-05-15
06:01 集計
)
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説明
S09138137-29-P017
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746 KB
382
基本情報
データ種別:学術成果リポジトリ
タイトル
無線式加速度計測装置による垂直跳びの計測
タイトルの別表記
A measurement of vertical jump using wireless acceleration measurement system
作成者
田原, 亮二
下永田, 修二
作成者の別表記
TAHARA, Ryouji
SHIMONAGATA, Shuji
内容
[緒言] 跳躍動作は人間の代表的な移動運動の一つであり、空中に身体を投げ出す動作様式は体育・スポツの場面だけでなく日常生活においても頻繁に見られる動作である 1)。さらに、跳躍動作は陸上、競技、球技、体操競技、舞踊・ダンス等、さまざまな競技・種目での記録、勝敗、得点、技の出来栄えを決定する大きな要素のひとつである。また跳躍の目的・方向・回数、助走の有無、踏み切りの形態といったことが競技・種目によって多種多様である。例えば、同じ陸上競技であっても、走り幅跳びと、走り高跳びでは跳躍方向が異なることにより踏み切り動作が大きく異なる。また、バレーボールやバスケットボールにおいては連続して高く跳躍できることが競技に有利に作用する点が共通点としてある一方、スパイク、プロック、シュート、リバウンド等、動作目的によって跳躍動作が異なる。垂直跳びは歩・走などの自然な運動とは異なり、測定や実験のために「創り出された動作」ということができる 2)。しかし跳躍は様々な運動の中でも、筋活動の出力形式が最もダイナミックな運動であり、地面反力や発揮パワーが最も大きい運動である。さらに、重力に抗する垂直方向だけの運動で測定データを扱いやすいという特徴を持つ。これらの理由から垂直跳びは、体カテストにおける「パワーの評価」で広く用いられており、各競技・種目の動作に関する研究においても、パワーを示す指標の一つとして測定項目に用いられることが多い 3)4)5)。跳躍動作の分析の歴史は1世紀以上前に遡り、1885年のMareyとDemenyによる、鉛直方向の力を計測する台と映写機を用いた跳躍動作の研究に端を発する。その後1921年にD.A.Seargentによって簡単に跳躍高の測定が可能なSeargent's Test 6)が提唱された(図1)。この測定方法は1924年にL.eargentにより筋パワーの評価方法として定義され 7)、学校体育における体カテストでも主要・な方法として用いられていたが、ジャンプメーターの設置場所が限定され、設置に労力を要する問題点が指摘されている。また最高到達点で壁面に触れる技術的な要素が、誤差として跳躍高に影響を与えることが服部(1979)により報告されている丸1938年にはロシアのAbalakovが腰部に取り付けたテープの引き伸ばされた距離により跳躍高を測定する実用的な方法を開発した(図2)。この測定方法は場所を選ばずに、簡便に測定できる利点を有するが、跳躍が前方へ行われることによって跳躍高が過大評価されることが問題点として挙げられる。DavisとRennie(1968)、Cavagna et. al.(1972)、Lauru(1957)はフォースプレートやストレインゲージ等の精密な計器を使用することにより、垂直跳び動作時の筋の役割に関する研究を急速に進歩させた 9)10)11)。しかし、この測定方法は実験室的な環境での測定に限定され、多くの時間を要することから簡便性に欠けることが問題点として挙げられる。このように垂直跳びは様々な測定や実験の場面で広く用いられており、測定方法もいくつかの方法が提案されている。しかしながら、計測装置が大掛かり、誤差が大きい、動作が難解等の問題点も指摘されている 4)8)。そこで本研究では前述した問題点による影響を軽減するために、垂直跳びの新たな測定方法として無線データ送信モジュールと加速度センサを利用した装置による測定方法を提案し、その精度を検討することを研究目的とする。
[ABSTRACT] We produced a wireless acceleration measurement system for motion analysis. While researching this system, height of vertical jump was measured as an application. The purpose of this research was to examine the accuracy of this measurement system and method. The results obtained were as follows; 1) There were significant relations between the jump height measured by this system for acceleration and the jump height measured by force platform signals(r=0.99, p<0.01). 2) The jump height measured by this system and the jump height measured by video analysis had considerable correlations(r=0.99, p<0.01).The average of men's jump height measured by this system was 0.44±0.42m, women's average was 0.30±0.40m. The difference between men and women was significant (p<0.01). However the difference between men and women for the error of jump height measured by this system and video analysis was not significant. These results showed that this system could measure accurately regardless of the jump height. Therefore it is considered that the measurement of the jump height using this system is practical.
ハンドルURL
https://opac.ll.chiba-u.jp/da/curator/107225/
フルテキストへのリンク
https://opac.ll.chiba-u.jp/da/curator/107225/S09138137-29-P017.pdf
公開者
千葉県体育学会
公開者の別表記
Chiba Society of Physical Education
NII資源タイプ
学術雑誌論文
ISSN
09138137
NCID
AN00241194
掲載誌名
千葉体育学研究 = Chiba Journal of Physical Education
巻
29
開始ページ
17
終了ページ
24
刊行年月
2005-03-31
著者版フラグ
publisher
カテゴリ
千葉体育学研究
その他の情報を表示
DCMI資源タイプ
text
ファイル形式 [IMT]
application/pdf
言語 [ISO639-2]
jpn
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