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千葉大学学術成果リポジトリ
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107
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(
2025-06-12
19:43 集計
)
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説明
S24364231-48-P165
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376 KB
153
基本情報
データ種別:学術成果リポジトリ
タイトル
William Butler Yeatsの死生観 : 「ビザンティウムへの船出」(1927)と「ビザンティウム」(1930)における鳥の表象を巡って
タイトルの別表記
W.B. Yeats’s View of Life and Death : On the Representation of Birds in“ Sailing to Byzantium” (1927) and“ Byzantium” (1930)
作成者
尾澤, 愛子
作成者の別表記
OZAWA, Aiko
キーワード等
Life and Death
Birds
Byzantium
内容
[要旨] William Butler Yeats(1865-1939)の二つの詩、「ビザンティウムへの船出」と「ビザンティウム」には、いずれにも、黄金で造られた鳥が登場する。黄金で造られた鳥が、黄金の枝に止まって、鳴く、という点で二つの鳥は類似している。しかし、「ビザンティウムへの船出」の金の鳥は、皇帝の目をさまさせ、ビザンティウムの貴族たちや、貴婦人たちに過ぎ去りしこと、過ぎつつあること、これから来ることを歌っては聞かせる金の鳥である。金の鳥は、明るい静かな世界、魂の永遠性の表象である。それに反して「ビザンティウム」の金の鳥は、冥界の雄鶏のように鳴き、冥界の使者として描かれている。騒がしい暗い世界、肉体の再生の表象である。二つの詩の題名にビザンティウムという地名が使用されているので、「ビザンティウム」は「ビザンティウムへの船出」と対を成し、「ビザンティウムへの船出」の後続詩とみなす説が多い。イェイツの友人、トマス・スタージ・ムア(Thomas Sturge Moore)が「『ビザンティウムへの船出』の第4 連の金の鳥の描写には失望した」と言ったことに、イェイツが反論して「ビザンティウム」を書いたことは、広く世に知られているからである。イェイツにとってビザンティウムは、詩人として憧憬の地であり、イェイツは、『幻想録』(A Vision)(1925)で、「初期のビザンティウムは、記録された歴史において、後にも先にもあり得ないほどに、宗教生活、審美生活、実生活が一体をなしていた」と讃美している。本稿では、二つの詩に現われる「金の鳥」を、一方が魂の永遠性の、他方が肉体の再生の象徴として、イェイツの死生観を明白に示すものであることを論じる。
ハンドルURL
https://opac.ll.chiba-u.jp/da/curator/900122291/
フルテキストへのリンク
https://opac.ll.chiba-u.jp/da/curator/900122291/S24364231-48-P165.pdf
公開者
千葉大学大学院人文公共学府
公開者の別表記
Chiba University. Graduate School of Humanities and Studies on Public Affairs
NII資源タイプ
紀要論文
ISSN
2436-4231
NCID
AA1279908X
掲載誌名
千葉大学人文公共学研究論集 = Journal of Studies on Humanities and Public Affairs of Chiba University
巻
48
開始ページ
165
終了ページ
174
刊行年月
2024-03-31
selfDOI
10.20776/S24364231-48-P165
著者版フラグ
publisher
カテゴリ
千葉大学人文公共学研究論集 (ONLINE ISSN 2436-4231)
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DCMI資源タイプ
text
ファイル形式 [IMT]
application/pdf
言語 [ISO639-2]
jpn
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